About
茨城県北部の豊かな自然に囲まれた田舎町にあります。プランは二世帯住宅で、1階をご夫婦、2階を若夫婦の住まいとしました。建物の中心に中庭をつくることで各部屋に光が差し込み、風が通るようにしました。ダイニングは中庭より差し込む朝日が、朝の家族のひとときを照らします。
1階はリビングを中心にキッチン、ダイニング、トイレを配置。老後も生活しやすい動線です。隣接する寝室は、間仕切りを二重にすることで音の問題を解決しています。
来客が多いので、玄関を境に客間と住宅部分を分けるレイアウトにしています。客間の音が他の部屋まで届くこともなく、プライバシーも確保できます。全体的に機能的で、ゆったりとした住まいとなりました。
敷地には先行して2階建ての車庫が建っており、外観のデザインや敷地のレイアウト、門から玄関までのアプローチのデザインを難しくしていました。建物は1階を大きく取とることでバランスを取っています。軒先と下屋(母屋に差しかけて造った小屋根)の水平のラインを通すことで、スッキリとした印象となりました。